sunshine+cloud

GOOD SWELL JOURNAL/ALOHA STORIES/#24

「アロハサンデー」

9月末、ハワイ島ヒロにシグを訪ねた。 シグのバックを日本の帆布で作っていて、それの最終確認、そして来年の商品企画の打ち合わせだった。 LAを朝の8時に出てホノルル経由で14時40分、ヒロに到着。空港では、シグがプルメリアのレイを持ってアロハ~と大きな笑顔で出迎えてくれた。
いつも思うことだが、ハワイは温泉に似ている。湯船に体を沈め、初めに湧き出てくる感情とハワイの空港に降り立った時の感情が似ているのだ。体を大きく伸ばして「ふぁ~。」という言葉が体の奥底から出てくる感覚だ。暖かいハワイの風とプルメリアのレイの甘い香りで、旅の緊張がほぐれてきて、顔が緩み始めた。 いつもならば、すぐに事務所に行って打ち合わせとなるのだが、今回は少しドライブをしてからシグの家へと行くことにした。
全米一雨が多いといわれるヒロだが、その日はスカッと晴れていて、黒い溶岩で出来たビーチは家族連れで賑わっていた。いつもにもましてゆる~いアロハ~な空気で満たされているヒロの街を眺めながめているだけで、魂がチューニングされていくのを感じる。映画のセットのようなヒロの街を抜け、レンボーフォールの方に向かい坂道を上がり、しばらくするとシグの家が見えてきた。シグの家は、1950年代に建てられた平屋で昔ながらのハワイらしい家だ。 家に着き、荷物を降ろし、ソファーに腰を沈めるとシグがすぐに良く冷えたハワイ島のローカルビールを持ってきてくれた。 「今日は休日だからどこかに行こうかとも思ったけど、疲れているだろうから、これが一番いいかなと思って。」 日曜の昼下がりピスタチオとボルケーノポップコーンをつまみながらのハワイのローカルビールは、最高にうまい。イタリアから始まった長い移動距離の旅で疲れた体と多くの情報で飽和状態となった頭を癒すには、友人とビールとハワイの空気で十分だ。日曜日の午後のアロハマジックを心から堪能した。(ht)

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